第七章:狼の国(前半)
プレアデス監視塔からの強制転移により、ヴォラキア帝国のバドハイム密林で目覚める。眠りから覚めたレムと再会するも、彼女は記憶を失っており、スバルの瘴気を警戒して、共に転移していた『暴食』の少女(ルイ)を連れて逃亡してしまう。,密林内でレムを捜索する中、帝国兵の哨戒部隊と遭遇。特に異常な警戒心と冷徹さを持つ兵士トッド・ファングに命を狙われ、スバルは何度も『死に戻り』を繰り返しながら打開策を探る。,密林の先住部族「シュドラクの民」に捕らえられたスバルは、同じく捕虜となっていた仮面の男「アベル」と共に、部族の掟である「血命の儀」に挑む。二人は大蛇の魔獣「エルギーナ」の熱感知器官を知恵と魔具の指輪で撹乱し、角を粉砕して撃破。シュドラクの民の信頼と同盟を勝ち取る。,シュドラクの民の力を借りて帝国軍の陣地を制圧し、レムを奪還。その過程で、アベルの正体がクーデターにより帝位を追われた皇帝ヴィンセント・ヴォラキアであることが判明する。当初スバルは彼の帝位奪還戦への協力を拒み、道中で出会った行商人のフロップ・ミディアム兄妹の助けを借りて、レムとルイを連れて城塞都市グァラルから帰国の途につこうとする。,しかし、グァラルには密林から生き延びていたトッドが待ち構えていた。スバルを危険視するトッドの執拗な奇襲により、酒場での放火や暴走竜車、路地裏での待ち伏せなど、わずか二十分足らずの間に五度も惨殺され、同行していたフロップまでもが目の前で命を奪われる。スバルはハッタリでトッドを牽制して時間を稼ぎ、シュドラクの民の援護を受けて辛くも都市から脱出。トッドの脅威と帝国の戦火を払拭しなければ安全に帰国できないと悟り、アベルと手を組むことを決意する。,アベルの陣営に戻ったスバルは、グァラルを無血開城させるため「ナツミ・シュバルツ」として女装し、踊り子に扮して潜入する作戦を決行。見事、都市庁舎を占拠して無血開城を成し遂げたかに思われたが、直後に『九神将』の『弐』アラキアが襲来する。突如現れたプリシラらの加勢でアラキアの撃退・捕縛には成功するも、都市に潜伏していたトッドらにアラキアを奪還された際に見張りのシュドラクの民が殺害され、完全な無血開城には失敗する。,さらなる反乱の協力者を求め、一行は九神将の『漆』ヨルナ・ミシグレが治める魔都カオスフレームへ。しかし紅瑠璃城での交渉の場には、アベルの影武者である偽皇帝(チシャ)が先回りしていた。その翌朝、偽皇帝に同行していた九神将の『参』オルバルトのシノビの術技によって、スバル、アル、ミディアムの三人は肉体を幼児化させられてしまう。,幼児化した無力な状態の中、スバルはルイと手を組み、さらにヨルナを味方につけて紅瑠璃城の天守閣でオルバルトとの命懸けの「かくれんぼ」に見事勝利する。しかし、オルバルトが幼児化の術を解こうとスバルの胸に触れた瞬間、スバルの体内から都市を呑み込む黒い影(『嫉妬の魔女』の暴走)が溢れ出す「大災」が勃発。影に呑まれたスバルは仲間と引き離され、剣奴孤島へと飛ばされる。
⏳ 死に戻り(ループ)履歴(全10ループ)
レムに首を絞められて気絶した後、一人で密林を彷徨う中、見知らぬ狙撃手によって心臓を射抜かれ即死した。
森の狩人から逃れるため、帝国軍の野営陣地に自ら逃げ込み、そこでトッドたちに捕虜として拾われることで死を回避する。
スバルの失言から「危険」と判断したトッドに不意打ちで毒矢を射られ、全身が溶けるような激痛の中で死亡。
トッドの疑念を躱すため、自ら「シュドラクの民の集落を知っている」とハッタリをかまして森へ案内する。道中で巨大な蛇の魔獣エルギーナをわざとけしかけて帝国兵を混乱させ、その隙を突いて逃走。シュドラクの民に捕らえられるが、アベルと共に『血命の儀』(エルギーナとの死闘)を乗り越えて同盟を締結。彼女たちの武力を借りて帝国軍陣地を陥落させ、囚われていたレムを無事に奪還する。
都市で偶然トッドに見つかってしまい、逃げたり隠れたりしても全て先読みされ、確実に殺すための罠で惨殺され続ける(撲殺、喉の斬裂、暴走竜車による轢死など)。
フロップを宿に向かわせ、自身は路地でトッドを挑発して警戒を強めさせることで時間を稼ぐ。仲間と合流後、ファロー車で大正門を強行突破。門の上で待ち構えていたトッドの斧の一撃を読んで防ぎ切り、都市を脱出する。その後、「ナツミ・シュバルツ」として女装潜入し、都市庁舎を占拠してグァラルを陥落させる。
宿で「かくれんぼ」勝負が始まり、スバルは1回目の隠れ場所(宿の部屋)をすぐに見破る。しかし、2回目の隠れ場所を探しに宿の外へ出た途端、赤い光に包まれて爆死した。
死に戻った先は、宿の部屋でのルール決めの最中だった。スバルは勝負開始直後に再び1回目の隠れ場所(宿の部屋)でオルバルトを見つける。その後、外の危険を警戒して宿の裏口から出ようとするが、タンザや都市の住民たちに包囲されていることに気付く。包囲網を突破して逃走し、2回目の隠れ場所である紅瑠璃城(見晴らしのいい奈落)へと向かう。
紅瑠璃城の屋根の上で、ヨルナと死闘を繰り広げるオルバルトから直接命を狙われる。さらにリスタート地点が「死の約10秒前」という極限状態に固定されてしまい、爆弾や手裏剣、斬首などの猛攻からまともに逃げることも防ぐこともできず、何度も一瞬で肉体を破壊され死亡し続けた。
何度も死を繰り返して十秒間を凌ぐ動きを構築し、最後はルイの短距離転移を利用してオルバルトの後頭部にしがみつく。強引に「追いかけっこ」のルールで捕まえたと主張し、オルバルトに負けを認めさせることで勝利をもぎ取る。
物語の余白に、まだ知らない発見を。