第八章:ヴィンセント・ヴォラキア(後半)
スバルたちが帝都へ出立する一方、ガークラではセリーナやオットーらの指揮のもと、大要塞を中心に屍人の大軍を引き付ける史上最大の籠城戦が勃発します。帝都での電撃戦を成功させるため、ガークラに残った仲間たちは命懸けで防衛戦を繰り広げ、死力を尽くして敵の足止めという重大な任務を果たし続けます。,帝都へ突入したスバルたちを阻むべく、各頂点で超越者たちの凄惨な死闘が幕を開けます。南門の第一頂点では、ガーフィールが『雲龍』メゾレイアと激突。スバルから託された大役を果たすため、大地の活力をみなぎらせたガーフィールは、人知を超えた神話の龍を力技で受け流し、渾身の拳で地上へと撃ち落とします。,他の戦場でも仲間たちの激戦が続きます。セシルスは『精霊喰らい』アラキアを救うため、暴走する大精霊『石塊』ムスペルを「夢剣」で調伏。一方、屍人として現れた『茨の王』ユーガルドはヨルナと悲痛な再会を果たし、現皇帝ヴィンセントと並び立ってありえざる複数の『陽剣』を振るい、奇跡の共闘を開始します。,敵の首魁スピンクスは魂の器を再構成し、悲願であった『強欲の魔女』としての再現を果たします。彼女はプリシラを絶望に突き落とすため、城の地下牢ごと異空間へ幽閉。しかし、プリシラは自らの命を惜しむことなく、その異空間そのものを凄まじい赫炎で「燃やし尽くして」脱出し、窮地の帝都の空へと颯爽と舞い戻ります。,魔女は魔晶巨兵や多重魔法陣を起動させ、帝都ごとすべてを消し去ろうと最後の壊滅作戦に打って出ます。しかし、スバルとベアトリスが放つ「アル・シャマク」をはじめ、各々が持てる全力を尽くした総力戦を展開。滅びの罠をことごとく粉砕し、空から落下するプリシラをアルが深く抱き留めて魂の再会を果たします。,ヴィンセントとユーガルドから陽剣を託され、計3本の陽剣を握ったプリシラは魔晶巨兵の核へ突入します。執着するスピンクスに「焦がれること」を教えたプリシラは、彼女を「宿敵」と認めて赫炎の一撃で撃破。魔女は人間としての悔しさと確かな熱を抱いて微笑み、帝国全土を脅かした『大災』はついに終結を迎えました。,魔女の残党や屍人たちが瓦解する中、スバルとスピカは消えゆくスピンクスと対峙します。かつて魂まで見せ合った彼女を憎みきれないスバルは、一個の命としての誕生を祝福しながらスピカの『星食』を発動させてその魂を喰らわせます。こうして邪悪な存在は救済され、大災は名実ともに本当の閉幕を迎えました。,戦いの夜が明け、ガークラの城壁で朝日が昇る中、プリシラの身体が光に透け始めます。異空間を焼き尽くした際、彼女はすでに命を落として屍人となっていました。泣き叫ぶアルや死に戻りを試みるスバルを制し、プリシラは「世界は妾にとって都合の良いようにできておる」と言い遺し、朝の光の中へと美しく消えていきました。
⏳ 死に戻り(ループ)履歴(全6ループ)
帝都突入直後、スピンクスが放った不意打ちの極大熱線からジャマルが身を挺してスバルを突き飛ばし、致命傷を負って倒れる。この絶望的な不意打ちの瞬間へとセーブポイントが悪化更新されていることに衝撃を受けつつも、体制を整える時間がないと判断したスバルは、奥歯の裏に仕込んでいた毒の薬包を噛み砕き、状況をやり直すために自死を選ぶ。
やり直し直後、再びジャマルが「――馬鹿が」と言い残してスバルを突き飛ばし倒れる。突然のセーブポイント更新によるパニックからスバル自身の思考が追いつかず、敵対するスピンクスが放った十条の光の刃「エル・ジワルド」の猛攻にベアトリスやスピカらと共に対応しきれず、一瞬にして焼き尽くされて死亡する。
不意打ち直後、スバルはジャマルの治療をベアトリスに指示し、ジャマルの落とした剣を投げて「エル・ジワルド」を遮る。スピカを突撃させ、自身とベアトリスはアベルに押し倒されて熱線を躱す。しかし、スピカの「星食」が届く寸前にスピンクスは「ジワルド」で自らの頭部を吹き飛ばして自害。直後に増殖したスピンクスのクローン3体が現れ、スバルとスピカは包囲されて殺害される。
クローンが増殖して現れるところまで連携を繋ぐ。スピンクスはアベルの「陽剣」を警戒し、見せしめにスバルの右腕の肘を逆向きに圧し折る。激痛にのたうち回るスバルは「跳べ、スピカ!」と叫び、スピカが転移でアベルを狙う熱線の射線上に割り込んで相撃ちを狙うが、ベアトリスの治癒が間に合わず、クローン群の物量に押し潰されて全員撃ち抜かれて死亡する。
自身の「ミーニャ」でスピンクスの右目を貫いて結晶化させ、アベルの陽剣の焔でスピンクスの魂を燃やして複数体を追い詰める。しかし、敗北を悟ったスピンクスは水晶宮の魔核を暴走させ、極大兵器「魔晶砲」を強制起動。帝都を丸ごと吹き飛ばす大爆発(魔晶砲の自爆特攻)が発生し、その圧倒的な光に呑み込まれて全滅する。
これまでの全ての「死」の記憶を結集し、ジャマルの被弾からクローンの撃破まで完璧に攻略。魔晶砲が輝きを放った瞬間、ハリベルの分身にスバル、ベアトリス、スピカを空中へ投げ飛ばしてもらう。スピカの「転移」を重ねて魔晶砲の射線上へと移動し、ベアトリスの「ムラク」で軽くなった状態でスピカがさらに二人を蹴り飛ばして光の正面へ届かせる。スバルとベアトリスは「アル・シャマク」を展開し、放たれた滅びの光を異空間へ呑み込み、ガークラを狙う星の光にぶつけて空中で相殺・完全粉砕した。