第六章:記憶の回廊(喪失編)
スバル一行はアウグリア砂丘へ足を踏み入れる。砂時間や魔獣・花魁熊の群れ、塔からの謎の白光による狙撃という洗礼を受けるが、エミリアの魔法やアナスタシアの道案内、メィリィの力を駆使し監視塔へと辿り着く。,塔の番人シャウラは探していた賢者ではなく、なぜかスバルを「お師様」と慕って一行を困惑させる。塔の正体は「大図書館プレイアデス」。一行は知識を求めて三層「タイゲタ」の試験に挑み、スバルの故郷の星の知識を用いて見事突破する。,二層「エレクトラ」の試験官として現れたのは、死んだはずの初代剣聖レイド・アストレアだった。常識外れの強さを持つ彼に圧倒され、ユリウス達は為す術なく敗北。一行は攻略の糸口を掴めず、足踏みを余儀なくされる。,塔の攻略に行き詰まる中、スバルはタイゲタの書庫で死者の過去を追体験できる「死者の書」を読む。しかし、その直後に未知の異変が起き、スバルは異世界に召喚されてから築き上げた全ての記憶を突然失ってしまう。,記憶を失ったスバルは仲間を信じられず、疑心暗鬼に陥る。さらに、塔内では仲間たちの惨殺死体が次々と発見され、正体不明の大サソリや全てを呑み込む黒い影が襲来。スバルは過酷すぎる死のループに囚われてしまう。,惨劇を回避しようと単独行動するスバルだったが、不審な行動からエミリアの氷の檻に閉じ込められてしまう。苦し紛れに記憶喪失を打ち明けるも、ラムの魔法攻撃を受けて氷格子に後頭部を強打し、意識を失ってしまう。,気絶から目覚めたスバルは脱臼しつつも檻の外におり、壁一面の「ナツキ・スバル参上」の血文字とレイドの登場に直面する。その後、エミリアと再会して心を通わせるが、突如として塔が崩壊し、二人は漆黒の影に呑み込まれてしまう。しかしスバルは絶望せず、全てを取り戻す決意を胸に新たな『死に戻り』へと臨む。
⏳ 死に戻り(ループ)履歴(全8ループ)
砂丘を移動中、塔の頂上から放たれた白い光の狙撃を頭部に受け、首から上が蒸発して即死した。
花魁熊の群れから逃れるため、竜車を捨てパトラッシュで逃走するが、追撃を受けて砂海へ投げ出される。泣きじゃくり抱きついてきたベアトリスの背後から監視塔の白い光が飛来し、二人をまとめて貫通。彼女が消滅して致命傷を負い、意識が薄れる中、最後に振り下ろされた花魁熊の鉤爪か、再び光った監視塔の光か、どちらがトドメか分からないまま命を落とした。
砂丘の地下深くの空間へ落下し、分かれ道で左のルートへ進んだ先で遭遇した巨大な魔獣『餓馬王』による死。馬の下半身に人の胴体と角を持つ異形の魔獣が放つ、想像を絶する超高温の炎の息吹を浴びてしまい、全身をドロドロに溶かされるように焼死した。死後、セーブポイントが砂丘の地上の竜車から、地下迷宮への落下地点(広間)に更新されていることに気づく。
地下迷宮の分かれ道で右のルートへ進むと、そこには人を狂わせる濃密な「魔女の瘴気」が立ち込めていた。瘴気による精神汚染にあてられた結果、極度の不和と疑心暗鬼が生じ、スバルやラム、アナスタシアが互いを傷つけ合う凄惨な殺し合いに発展。最終的に、正気を失って狂気に染まった愛竜パトラッシュによってスバルは頭を噛み砕かれて惨殺された。
プレアデス監視塔内で記憶喪失に陥り、「コンビニ帰りに異世界召喚された直後の自分」に戻ってしまった直後のループ。状況が全く掴めないまま、巨大な監視塔の螺旋階段を一人で歩いていたところ、突然何者かに背中を強く押される。そのまま対処することもできず、長い階段を転落して死亡した。
自分が記憶喪失になっている事実と、殺されたばかりの混乱と恐怖を抱えたまま、再び螺旋階段を移動していたループ。警戒していたにもかかわらず、またしても何者かに背後から突き落とされ、成す術なく転落死を遂げた。スバル自身も「二度、突き落とされた」とはっきりと自覚し、見えない敵への疑心暗鬼が深まっていく。
塔内でシャウラ、エキドナ、ラム、ユリウス、メィリィら仲間たちの凄惨な惨殺遺体を次々と発見し、極限のパニック状態に陥る。唯一生き残っていたパトラッシュと共に塔の外へ逃げ出そうと試みるが、外に出た直後、背後に立った何者かによってあっさりと首を刎ねられて死亡した。
メィリィの死体の隠蔽、壁一面の「ナツキ・スバル参上」の血文字の発見、レイドとの対峙や、巨大サソリの襲撃による塔の崩壊など、怒涛の絶望的展開が続く。最後は迫り来る漆黒の影(嫉妬の魔女)に塔ごと呑み込まれ、エミリアと共に命を落とした。絶望的な状況だが、全てを取り戻す決意を胸に新たなループへと臨む。