第六章:記憶の回廊(奪還編)
凄惨な死のループを経て、記憶を失った自分に失望し葛藤するが、記憶なき自分を無条件に信じてくれた「レム」の存在や仲間の支えにより、己の弱さを認めて再び立ち上がる。,タイゲタの書庫で「ナツキ・スバル」の死者の書を見つけ、それを読むことでこれまでの全ループの記憶と自分自身の本当の魂を取り戻す。,記憶を取り戻したスバルは『記憶の回廊』でルイ・アルネブと対峙。ルイは「死に戻り」の権能を奪おうとするが、スバルが経験してきた壮絶な死の恐怖と絶望を追体験させられたことで精神が崩壊する。,二層で「最優の騎士」ユリウスが己の騎士道を再定義してレイドと死闘を繰り広げ、ついに彼を打ち破る。レイドは消滅間際にユリウスを好敵手と認め散っていく。,塔のルール暴走により巨大な蠍に変貌したシャウラに対し、一同は苦渋の決断で立ち向かう。ラムは記憶を魔力に変換し、スバルたちと協力して「暴食」ライ・バテンカイトスを討伐する。,シャウラは最期までスバルたちを守り、光の粒子となって消滅する。最上階の一層で「神龍」ボルカニカの試験にエミリアが合格しモノリスの登録を完了するが、その直後に実体化したルイが出現、さらに影の浸食が発生する。,影の浸食によって、スバル、レム、そしてルイは遥か彼方のヴォラキア帝国へと強制転移させられる。そこで目を覚ましたレムは、記憶を失った状態でスバルに「あなたは、誰ですか?」と問いかける。
⏳ 死に戻り(ループ)履歴(全7ループ)
スバルは仲間たちに「自分が記憶喪失であること」を告白し、さらにメィリィがこれまでのループで自分を突き落とした犯人(スバルの未熟さに絶望し、エルザの仇討ちとして殺害していた)であることを見抜いた上で、彼女を抱きしめて和解。その後、スバルはシャウラを説得し、彼女が頑なに隠していたプレアデスの5つ目のルール「『試験』の破壊を禁ぜず」を聞き出す。しかしその直後、別の場所で誰かがルールを破り、シャウラが大サソリ(キリングマシーン)に変貌を始めてしまう。「お師様を殺す前に、自分を殺して(死ねと命じて)」と涙ながらに懇願するシャウラに対し、スバルは「お前を絶対に救う」と誓い、彼女の手による殺害(ループの悪化)を避けるため、自らバルコニーから外の砂海へ飛び降りて自死を選択した。
レイドと『暴食』の決戦阻止を試みるが失敗。暴食がレイドの肉体に「合一」することを防げず、ユリウスも敗北。ラムとエミリアが戦う中、スバルは背後からの急襲に気づき、ベアトリスを突き飛ばして身代わりとなり、自らの胸を深く抉られて死亡。
スバルは異なるマッチメイクや対処法を試みるも、暴食、レイド、暴走シャウラ、魔獣の猛攻を崩せず、何度も過酷な死を積み重ねる。
塔内での手詰まりを打破するため、メィリィを連れて監視塔の外へ脱出を試みる。魔獣の群れを外に誘き出す陽動には成功したものの、魔獣、大サソリ、漆黒の影のすべての狙いが「ナツキ・スバル自身」に一点集中していることに気づく。逃走の最中、空中から砂漠へ真っ逆さまに落下し死亡。
死を重ね、巻き戻るたびに「死の苦痛を誤魔化してすぐに次の行動を起こす技術」ばかりが達者になり、同行する仲間たちを「巻き戻るチェスの駒」のように冷酷に見そうになる自分自身に恐怖し、精神が激しく摩耗していく。
襲来した『暴食』ライ・バテンカイトスをあと一歩まで追い詰めるが、不利を悟った暴食が逃亡。後回しにしていたレイドが4層に降りてきて立ち塞がる。スバルを守るため、ベアトリスが陰魔法「ウル・ミーニャ」を展開してレイドに総力戦を挑むが、規格外の技量に圧倒される。マナが尽き果てる中、ベアトリスはスバルを生き残らせるために契約の強制切断(自切)を行い、スバルの目の前で光となって消滅。スバルは声も出せないまま最愛のパートナーの死を見届けた後、レイドに斬り伏せられて死亡。
【暴食への反撃】精神世界(記憶の回廊)において、自らの記憶を喰らった大罪司教『暴食』ルイ・アルネブと対峙。スバルの膨大な「死の経験(何十回にも及ぶ凄惨な死と精神崩壊の絶望)」をルイに逆流させて精神的に完全粉砕し、真の英雄『ナツキ・スバル』として現実世界へ覚醒・帰還を果たす。すべての記憶と『死に戻り』で得た攻略情報を完璧に引き継いだスバルは、これまでの絶望が嘘のように、超一級の戦術指揮を展開。
・ユリウス・ユークリウス: 2層で、ルイ・アルネブが憑依(合一)したレイド・アストレア(実体はロイ・アルファルド)と死闘を繰り広げ、宿敵レイドの技を打破して勝利。ロイ・アルファルドを撃破し拘束する。
・ラム + メィリィ: スバルの指揮のもと、大罪司教『暴食』ライ・バテンカイトスを急襲。ラムがその圧倒的な潜在能力を一時的に解放し、メィリィの魔獣と連携してライの首を跳ね、完全討伐を果たす。
・エミリア + シャウラ: 一層にて、神竜ボルカニカの試練に挑み、試練を無事突破。シャウラは大サソリ化の呪縛(変貌)から解き放たれ、最期は小さな「一匹の緑色のサソリ」へと姿を変えてスバルのもとに残り、救われる。
すべての障害を完全ノーデスで突破。しかし攻略完了の直後、障害の最後に現れた「漆黒の影(サテラ)」の莫大な影の奔流に塔ごと包み込まれてしまう。しかしこれは『死に戻り』のトリガーではなく生存したままの空間転移であり、スバル、眠りから覚醒したレム、ルイ・アルネブの3人は「神聖ヴォラキア帝国」の草原へと運ばれる。こうして、凄絶を極めた「プレアデス監視塔攻略」は完全ノーデスクリアをもって幕を閉じた。