フェルト
Felt王都の貧民街から王選へと躍り出た風の少女。失われた王族の血統、ラインハルトやロム爺との絆、国をぶっ壊す覚悟と第十章の激震を徹底解説。
フェルト:貧民街の風から王国の未来を拓く金獅子
異世界ファンタジー『Re:ゼロから始める異世界生活』に登場する、ルグニカ王国次代の玉座を争う五人の王選候補者の一人、フェルト。
王都の最下層である「貧民街(下層区)」で風のように駆け回るスリの少女として物語の第一話に登場し、主人公ナツキ・スバルやエミリアと運命的な邂逅を果たしました。
一見すると粗暴で蓮っ葉な不良少女ですが、その魂には「どんな境遇でも強く生きる」という揺るぎない矜持と、家族や仲間を決して見捨てない熱い情義を秘めています。
本ページでは、フェルトの基本プロフィール、失われた王族の血統を巡る最大の謎、一の騎士ラインハルトや育ての親ロム爺との唯一無二の絆、そして王選候補者としての戦いと最新章(第9章〜第10章)における激動の活躍までを徹底解説します。
本作の物語を紐解く上で欠かせない、『風の加護』による圧倒的機動力、王選所信表明での「国を全部ぶっ壊す」宣言、第9章での500人の裏社会勢力を率いた大立ち回りと『神龍』ボルカニカとの浅からぬ因縁、そして真の王女「フィルオーレ」の出現によって激震が走る第10章の最新動向まで完全網羅しています。
1. 基本プロフィール:貧民街の泥から立ち上がった『第二の主人公』
- 名前:フェルト
- 本名・出自の謎:
- 物心ついた頃から王都の貧民街(スラム街)で育った孤児であり、家名も誕生日も自身の出自も知りませんでした。
- 「フェルト」という名は、育ての親である巨人族の老人ロム爺(バルガ・クロムウェル)が授けたものです。
- しかし、その容姿である「眩い金色の髪」と「澄んだ紅の双眸」は、かつて断絶したルグニカ王族直系の血筋にのみ現れる絶対的身体特徴と完全に一致しています。
- 十五年前、王城から何者かによって誘拐され行方不明となった先代王弟フォルド・ルグニカのご息女「フィルオーレ・ルグニカ」本人である可能性が極めて高く、王国の命運を左右する最重要人物と目されています。
- 年齢・誕生日:
- 初登場時は推定14〜15歳(誕生日不明)。
- 水門都市プリステラ(第5章)以降は15歳前後、第9〜10章時点では栄養状態の改善もあり着実に少女から大人の女性へと成長を遂げています。
- 立場・所属:
- ルグニカ王国第42代国王選出『王選』候補者(第5の竜の巫女)
- アストレア公爵家当主代行・フェルト陣営の主君
- 元・王都貧民街の盗人・スリ
- 身体的特徴・外見の魅力:
- 黄金の光を帯びたショートボブの金髪、燃えるような紅い双眸、口元から覗く悪戯で鋭い八重歯がトレードマーク。
- 貧民街時代は継ぎ接ぎだらけのボロ布と短パンに身を包んでいましたが、磨けば誰もが息を呑む輝きを放つ天性の美少女です。
- 王選候補者となってからもひらひらしたドレスや淑女の礼服を極端に嫌い、動きやすさを重視した短パンやへそ出しの軽装、あるいは着崩した浴衣姿を好んで貫いています。
- 性格・内面の本質:
- 言葉遣いは蓮っ葉で口が悪く、気に入らない相手には誰であろうと容赦なく足が出る(蹴り飛ばす)凶暴な野生児。
- しかしその根底には、貧民街で培った「どんな苦境でも誇りを捨てず、強く生きる」という鋼の哲学が息づいています。
- 恩義や筋を重んじ、受けた恩は忘れず、大切な家族や仲間が窮地に陥れば我が身を投げ打ってでも救い出そうとする高潔な器(王器)の持ち主です。
- 原作者・長月達平先生からは公式に「Re:ゼロにおける第二の主人公」「ライバル的象徴」と位置づけられています。
2. 戦闘能力と手札:風をまとう驚異の疾走と『星杖』
フェルト自身は魔法使いや剣士としての正規訓練を受けていませんが、生来の天賦とストリートで磨き抜いた実戦能力により、並みの戦士を凌駕する実力を発揮します。
① 『風の加護』による神速の機動力
- 風と同化する圧倒的疾走速度:
- 生まれつき『風の加護』を宿しており、大気と風に愛され、風の抵抗を受けずに超高速度で戦場を駆け抜けることができます。
- その速度は「スバルの視界から忽然と消え失せ、次の瞬間には敵の横腹に蹴り足がめり込んでいる」「垂直の壁すら大地として蹴り走る」という曲芸じみた神速の領域に達しています。
- 一章で『腸狩り』エルザの奇襲を紙一重で躱し、大通りを駆け抜けてラインハルトを連れ戻すことができたのも、この加護の恩恵です。
- 身軽さと短剣術・体術:
- 小型ナイフの投擲や鋭い蹴り技を主体とした変則的なストリートファイトを得意とします。
- 裸足で大地を掴むことで機動力を極限まで高め、『暴食』の大罪司教ライ・バテンカイトスの超絶技巧に対してもダイナスらと連携して切り結ぶ胆力を見せました。
② 貧民街で磨き抜いた「野生の直感」と統率力
- 危険を瞬時に察知する嗅覚、カモと危険人物を見分ける眼力、いざという時の土壇場の判断力は百戦錬磨の戦士すら舌を巻くレベルです。
- 第9章では、相手(アルデバラン一味)が最も嫌がる「大人数による包囲殲滅戦」を直感で選択し、フランダースの黒社会組織500人をまとめ上げて戦場に展開させるという見事な軍略指揮力を発揮しました。
③ 決戦兵器:龍を撃ち倒す魔女の遺産『星杖(ミーティア)』
- 貧民街時代からロム爺が奥底に隠し持っていた、細長い槍のような外観の古代の魔法器(ミーティア)。
- かつて『強欲の魔女』エキドナが神龍ボルカニカを困らせるために作成したと伝えられる伝説の杖であり、膨大な星の魔力を光弾として撃ち放ちます。
- 扱いに必要なマナの適性や反動(バックファイア)が極めて過酷ですが、フェルト自身が命懸けでトリガーを引いた一撃は、飛来する神龍ボルカニカの横っ面を撃ち抜き、放たれるはずだった龍の息吹を強制的に逸らすほどの天災級破壊力を発揮しました。
3. かけがえのない絆と陣営の人間関係
フェルト陣営は、王国最強の騎士と裏町の荒くれ者たちが不思議な家族愛で結ばれた、作中随一に温かく個性的な集団です。
① 育ての親:ロム爺(バルガ・クロムウェル)との「血を超えた親子愛」
- 小指を握られた瞬間、老巨人は「ロム爺」になった:
- かつて『亜人戦争』で亜人連合を率いた三頭目の一人である大参謀バルガ・クロムウェル。人間嫌いだった彼が、ある日行きがかりで引き取った人間の赤ん坊がフェルトでした。
- 当初は「こんなガキ、栄養失調で死んだらそこまで」と冷酷に考えていたロム爺でしたが、オムツを替え食事の世話に奔走する日々の中、「フェルトの小さな手が、自分の太い小指をぎゅっと握りしめてきた」その瞬間にほろっと涙をこぼし、冷酷な戦士から「優しいロム爺」へと生まれ変わりました。
- 王選参加の真の理由:爺さんを見捨てない覚悟:
- 王選の場で城に乱入したロム爺が捕らえられ、フェルトに王選を辞退させるため「命を助けてくれ」と哀れに媚びる狂言を演じた際、フェルトは「長年一緒にいて、嘘をつくときに鼻の頭に血管が浮くのを知ってる」と見破りました。
- 「家族を見捨てておめおめと下町に戻れってのかよ! そんな外道以下の真似、アタシにできるわけねーだろ!」と啖呵を切り、ロム爺の命と誇りを守るためだけに、大嫌いな王選への参加をその場で決断しました。
- フェルトの好みのタイプは公式に「ロム爺のようなタイプ(ジジ専)」と明言されています。
② 一の騎士:『剣聖』ラインハルト・ヴァン・アストレアとの主従関係
- 「正しさの僕」をこき使う最強の主人:
- ラインハルトはフェルトの潜在的王器と血統の可能性を見出し、彼女にすべてを捧げることを誓った一の騎士です。
- フェルトは最初、自分を貧民街から攫い出してドレスを着せようとするラインハルトを「誘拐犯」「寸止め騎士」「ウザい」と本気で嫌がっていました。
- しかし、ラインハルトがすべてを一人で背負い込み、自分を罰するように生きている危うさを誰よりも見抜いており、「何でもテメーだけでできるなんて思い上がるな。お前一人じゃ、みんなといっぺんに手を繋ぐこともできないだろ」と彼の孤独な英雄性を叱咤し、救い出しています。
- 二人の間には「万事全肯定で従う完璧な騎士」と「それを足蹴にしながらも絶対に一人で死なせない主人」という、いびつで強固な唯一無二の信頼関係が築かれています。
③ 陣営の仲間たちとアストレア家の食卓
- トンチンカン三人組(ラチンス、ガストン、カンバリー):
- 一章で路地裏でスバルを襲っていたチンピラ三人組ですが、フェルトがその素質を見出して陣営の従僕・私兵としてスカウトしました。
- 元貴族で魔法の心得があるラチンス、頑丈な『流法』でフェルトの盾となる大男ガストン、小柄なカンバリーと、フェルトのために命を張る頼もしい戦友へと成長しています。
- アストレア家の双子メイド(フラム&グラシス)とエッゾ:
- アストレア家に仕えるレメンディス家の12歳の双子メイド。フェルトに深い忠誠を誓い、ラインハルトを容赦ない毒舌で弄り倒す日常を送っています。
- 外部から招聘された魔導士エッゾ・カドナーと共に、陣営の屋台骨を支えています。
- アストレア家の和気あいあいとした食事風景(公式裏設定):
- 長月先生のトークイベントで明かされた設定によると、アストレア家の長机での食事は上下関係がなく、上座にフェルト、それ以外は「ご飯だよー」と呼ばれて早く着いた順に座るルールです。
- ラインハルトは呼ばれたら一瞬で駆けつけるため、常にフェルトの真横をキープしています。
- 当初、貴族の高価な食事に口が合わなかったフェルトやロム爺のために「裏町メニュー」を作ってラインハルトたちを驚かせたり、ガストンが意外にも料理上手であったり、元貴族のラチンスが舌の肥えたコメントをしたりと、まさに一つの「温かい家族」として生活しています。
- また、荒れ果てていたアストレア家の花壇を見たフェルトが「花でも植えてみろよ」と言ったことで、ラインハルトは『土いじりの加護』を得て花壇の世話を日課にし、フェルトの好物である甘いスイーツを鼻歌まじりに作るなど、ラインハルト自身の心もフェルトによって確実に救われています。
④ エミリア陣営との絆
- エミリアとの「お友達協定」(第10章):
- かつて徽章を盗んだ・盗まれたという最悪の出会いから始まった二人ですが、互いに王選候補者として数々の修羅場をくぐり抜ける中で深い敬意を抱き合っています。
- 第10章初頭、プリシラの訃報を受けて悲しみに暮れるエミリアを気遣って王侯館を訪れたフェルトに対し、エミリアが「もう後悔したくない、友達になりたい」と告白。フェルトも照れ隠しに悪態をつきながら「アナスタシア姉ちゃんより先に友達になってやる」と快諾し、正式に「お友達」となりました。
- ナツキ・スバルへの信頼:
- 第一章で命懸けで自分を救おうとしてくれたスバルの恩義を片時も忘れておらず、彼がどれだけ世間から怪しまれようとも「スバル兄ちゃんが悪い奴であるはずがない」と絶対的な信頼を寄せています。
4. 作中における活躍と激動の軌跡
① 第一章:路地裏のスリから「五人目の竜の巫女」へ
- 王都の貧民街で生きるため、エルザからの高額報酬(聖金貨20枚)を請け負ってエミリアの竜の徽章を盗み出します。
- 盗品蔵での交渉中、依頼主であるエルザの本性(皆殺し)が露見し、絶体絶命の危機に陥る中、スバルが身を挺してフェルトを逃がしたことで、彼女は一人で逃げることを拒否し、街中を駆け巡ってラインハルトに救援を求めました。
- 激闘の末、エミリアに徽章を返還した際、ラインハルトがその徽章がフェルトの掌で眩い光を放っているのを目撃。彼女の金髪・赤眼の容姿と15歳という年齢から、失われた王族の血統を確信したラインハルトによって王城へと保護(連行)されました。
② 第三章:王選開幕の宣戦布告――「全部ぶっ壊してやる!」
- 黄色のドレスを着せられて王座の間に連れ出され、最初は「無理やり引っ張ってこられて迷惑だ」と王選への参加を頑なに拒絶していました。
- しかし、自分を助けるために王城へ侵入して捕縛されたロム爺の誇りと命を守るため、参加を電撃表明。
- 所信表明の場において、並み居る貴族や賢人会、騎士団を前に満面の笑顔で言い放ちました。
「アタシは貴族が嫌いだ。アタシは騎士が嫌いだ。アタシは王国が嫌いだ。アタシはこの部屋にいる全員も、立ってる足場も、なにもかもが全部嫌いだ。だから、全部ぶっ壊してやろうと思ってる!」
- 腐りきった特権階級と足元を見ようとしない国を一度リセットし、風通しの良い国を作るという過激にして痛快な王道を掲げ、ラインハルトと共に正式に名乗りを上げました。
③ 第五章:水門都市プリステラの戦いと『名前』の防壁
- アナスタシアの招きに応じて水門都市プリステラを訪問。大浴場でエミリアたちと交流し、ダイスキヤキ(お好み焼き)を豪快に平らげるなど親睦を深めます。
- 大罪司教の都市占拠に伴い、ラインハルトが実父ハインケルの暴挙(フェルトを人質にしてラインハルトの行動を封殺)によって足止めを食らう中、自らロム爺秘蔵の魔法器『星杖』を携えて前線へ脱出。
- 避難所前で『暴食』ライ・バテンカイトスと遭遇し、オットーやベアトリスらと決死の共闘を展開します。
- 戦闘中、バテンカイトスに直接胸を触られ『名前』を喰われかけますが、バテンカイトスが突如として激しく嘔吐し、捕食に失敗。
- 『暴食』の権能は魂に刻まれた「真名」でなければ成立しないため、「フェルト」という名が本名ではない(偽名である)ことが図らずも証明され、九死に一生を得ました。
④ 第九章:アルデバラン反乱軍との死闘と『神龍』の懐柔
- プレアデス監視塔で神龍ボルカニカを奪って反乱を起こしたアルデバラン一味を阻止するため、アストレア領北東の都市フランダースの黒社会三大組織(『黒銀貨』『天秤』『華獄園』)500人を集結させ、平原でアルデバランを完全包囲・待ち伏せしました。
- 試行錯誤を繰り返すアルデバランに対し、ロム爺の神算鬼謀と数の暴力で極限まで追い詰めますが、神龍ボルカニカの介入によって戦況が暗転。
- ロム爺がアルデバラン共々龍の息吹に焼かれようとした瞬間、フェルトが『星杖』を放って神龍の顎を撃ち抜き、ロム爺を救出。
- 仲間たちの安全な撤退を保障させるため、自らアルデバランの人質となる道を選びました。
- 『神龍』ボルカニカとの浅からぬ因縁:
- 神龍ボルカニカは、フェルトの姿を見た途端、彼女を400年前に盟約を結んだ盟友「最後の獅子王ファルセイル・ルグニカ」と誤認し、異常なまでに懐いてフェルトの命令に逆らえなくなりました。
- フェルトはこの「神龍のストッパー」としての役割を十全に発揮し、アルデバラン陣営の暴走を内側から牽制し続けました。
- 『暴食』ロイ・アルファルドの謀略を逆手に取る:
- 脱獄した『暴食』ロイから「記憶を喰われたフリをして、隙を伺わないか」と持ちかけられた際、あえてその密約に乗るフリをして、クルシュの記憶喪失のモノマネで「フィルオーレ」を演じ分けました。
- 決戦の場でロイの裏切り(黒蛇の召喚)をいち早く察知して味方に警告を発し、黒蛇に呑まれかけたところをハインケルの決死の犠牲によって救出されました。
- アルデバランの精神的疲弊の最中、蘇生したラインハルトに「あと、任せた」と託し、見事に王国の危機を脱しました。
⑤ 第十章:真の王女「フィルオーレ」の出現と王選の激震
- 帝都から戻ったエミリアと王侯館で再会し、プリシラを悼みながら「お友達」の約束を結びます。
- しかしその直後、『神龍教会』から「フィルオーレ」と名乗る金髪・赤眼の修道女が単身現れ、教会の秘蹟を用いてクルシュを苦痛から救済したという報せが届きます。
- 王城に呼び出されたフェルトは、教会使者(ティーガ、サクラ)や賢人会が見守る中、現れたフィルオーレに対して自らの竜の徽章を投げ渡しました。
- フィルオーレがその徽章を鮮やかに光り輝かせたことで、「金髪・赤眼の王族候補が二人存在し、どちらも徽章を光らせられる」という、ルグニカ王国史を揺るがす最大の異常事態(第6の巫女の出現)へと突入することになります。
5. 原作者・長月達平先生が明かすフェルトの公式裏設定
- 「第二の主人公」としての出自
第一話でスバルが異世界に召喚された直後、路地裏を風のように横切った少女がフェルトでした。原作者曰く、彼女は「スバルと対をなす、もう一人の運命の主人公・ライバル」として設計されており、物語の縦軸に最も深く関わる存在です。
- 理想の男性タイプは「ロム爺」
読者Q&Aにて「フェルトの理想の男性は?」と問われた際、長月先生は即答で「ロム爺。完全にジジ専」と回答しています。ラインハルトのような完璧な美男子には一切靡かず、無骨で情の深い老巨人に全幅の信頼を寄せています。
- スバルとの相性ランキング
「エミリア陣営以外でスバルと相性が良い陣営は?」という質問に対し、作者は【クルシュ陣営 > アナスタシア陣営 ≧ フェルト陣営 >>>>(越えられない壁)>> プリシラ陣営】と回答。フェルト陣営とスバルは非常に馬が合い、スバルの泥臭い頑張りを最も素直に認めてくれる環境です。
- アストレア家の食事事情とラインハルトのスイーツ作り
フェルト陣営の食卓は長机で早い者勝ち。フェルトが甘党であるため、ラインハルトは『お菓子作りの加護』を活かして日夜スイーツ作りに励んでおり、フラムやグラシスの隣で楽しそうに鼻歌を歌いながら調理しています。フェルトに罵倒されながらも、ラインハルトが人生で最も幸せを感じている場所です。
泥水すするスラム街の孤児から、王国を根底から変革せんとする獅子王の器へ――フェルトの魅力は、どんな理不尽や運命の濁流にも決して呑まれず、「アタシはアタシだ」と胸を張って言い切るその痛快な強さにあります。
第10章において、自分と同じ「消えた王女」の影を背負うフィルオーレが現れ、王選が前代未聞の混沌へと突入する中、彼女がラインハルトと共にいかなる道を切り拓くのか、物語のクライマックスに向けて絶対に見逃せない最重要ヒロインです!
物語の余白に、まだ知らない発見を。